先日、京都市東山区にございます「建仁寺」を拝観させていただきました。
建仁寺は建仁2年(1202年)将軍源頼家が寺域を寄進し栄西禅師を開山として宋国百丈山を模して建立されました。
玄関に近いお部屋には有名な俵屋宗達の屏風画 国宝「風神雷神図」が展示されています。この屏風画は複製で、本物は京都国立博物館にあるそうです。複製でもとても迫力がありました。広い建物内を拝観しておりますと枯山水様式のお庭、○△□乃庭や由緒ある襖絵など見所が満載でしたが、その中でも、歴史のある建物の中に斬新な鳥羽美花さん制作の襖絵「船出」が目を引きました。鳥羽美花さんはベトナムの移ろいゆく風景をテーマした作品を制作されているそうです。
最後に拝観させていただいた法堂の天井画「双龍図」は、平成14年建仁寺創建800年を記念して、小泉淳作画伯が2年の歳月をかけ取り組まれた大作です。壮大な水墨画に圧倒されました。
今まで多くの神社仏閣を拝観させていただきましたが、建仁寺は、写真撮影を許可されていたり、新しい作品の展示など開かれたお寺さんという感じを受け、拝観中ずっとワクワクしていました。皆様も紅葉の時期に拝観されては如何ですか?