今日は大津商工会議所建設部会の研修で、「滋賀県危機管理センター」を見学してきました。センターの建物は、鉄筋コンクリート造5階建て・延床面積は5461.03㎡、建築工事費は約32.8億円、総工事費は約61.5億円掛かっているそうです。
「滋賀県危機管理センター」は、地震や台風・豪雨による災害、テロ、新型インフルエンザなど、県民のみなさんのくらしを脅かすような事案が発生したときに、自衛隊や警察、消防、DMAT(災害派遣医療チーム)、災害ボランティアセンターなどの防災関係機関が集結して、すばやく、的確な対応を行う「危機管理の拠点」となります。
「危機管理の拠点」の建物は災害に強い仕組みになっています。その仕組みは、震度7程度の大地震時の揺れを震度4程度にまで軽減する「免震構造」、停電時にも重要室に電力供給を確実に継続させる「非常用発電機」、断水時に備え、受水槽や防災井戸により必要な水を確保する「給水・排水設備」の三つです。
素晴らしい施設が完成しましたが、この施設を非常時に使用する日が来ないことが県民にとって一番の幸せですね。平常時は自主防災組織が地域防災力を高めるための研修や交流、展示などが行われています。
滋賀県庁隣にありますので、一度見学に行かれては如何ですか?